2010-11-07から1日間の記事一覧

別件でユーチューブをうろうろしていたら発見して吹いた

武田鉄矢が「お前も戦え!」と言い放った瞬間に間髪入れずになりはじめる民族音楽らしきものが笑いどころなのであるが、これはもしかしたらそのあとの鉄矢のせりふ「お前はみんなのために死んだほうがいい。馬鹿」を和らげるために入れたのかも知れない。こ…

『息もつけない』

暴力を見ることとその反復をテーマにすえて、映画全編を統一している。見ることが在ることなのだ。後半、なにやら物語が穏便に収束しそうになるのだが、案の定、それは「死亡フラグ」であった。それまでまったく知らなかったサンフンとヨンジェの関係を、一…

『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』

青年の自我確立の苦しみを描いた映画。なかなか良かった。親がいなくて施設で育ったケンタとジュンが「犯罪」を「突破」と読み替えることで、ふたしかな自我をなんとか維持しようとしていた。もちろんこれは家族がいないことの屈辱から目をそらすための方便…