2010-11-30から1日間の記事一覧

しかし、私は小林信彦がわりと好きなのである

かれ独特のいじけ感覚を好くか嫌うかで、小林への評価は分かれるのだろう。小谷野さんが『うらなり』に猛反発したのは意外だったが、しかし、『素晴らしい日本野球』で小林がひきあいにだした批評家(小林の処女出版『虚栄の市』をけなした)の記述を読んで…

犯罪者の気持ちが、「わかる」

これは記憶がさだかでないのでまちがっている可能性があるが、かつて江藤淳が永山則夫の気持ちがわかると言ったそうなのだ。しかしウィキペディアをながめると、江藤は永山の日本文藝家協会入りに反対したとあるので、永山ではない別の人物(犯罪者)かもし…