2011-01-19から1日間の記事一覧

小島信夫と高橋源一郎とテレビジョン

『現代文学の進退』に「なぜテレビのそばを離れないか」という文章があって、読んでいてふと高橋源一郎のことを連想した。ちょっと長く引用する。 私はある日テレビに自分がうつることになったとき、一応ことわったが、私が大へんにイバっているように思われ…

小島信夫

『君が代』が棚から私にうらめしげなまなざしをなげかけている。小島信夫『現代文学の進退』(1970.5)を借り出したのである。この時点で小島信夫は55歳である。教師家業をずっとつづけ、学園紛争に遭遇してもいる。期するところがあって、学生に「猫なで声…