2012-03-03から1日間の記事一覧

『乾いた花』(と、『メランコリア』)

かなり特殊なやくざ映画で、やくざの悲しみとか無理解な親分への反抗とか、そういうやくざ映画の定型らしきものはいっさい描かれない。たいていの物事への関心を失った主人公が、唯一自分に興奮を与えてくれる物事、つまりリスクをかえりみず無軌道に生きる…

「くさい」と「見ていられない」のか?

http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20120301 なぜ過剰な演技などを「くさい」というのだろうということを少し考えたが、これはその演技が表面上は間違っていないからなのではないだろうか。表面上は、ということはつまり視覚的には、ということである。 つ…