明治浪漫主義・平塚らいちょう・メスメル

平塚らいちょうの「原始女性は太陽だった」を立読み。書き出しは有名なこの文章、高揚した調子の婦人運動の行動宣言で、「ニイチエ」はまあ当然だが、なんと催眠術のメスメルにまで言及していた。軽度のオカルト好きとして、がぜん興味がわいてきた。百輭の「実説草平記」で森田草平に興味をもって、その関連。この立読みのあと「紀子の食卓」を観に行ったのだ。だからかもしれないが、わたしは「紀子の食卓」を女の自立をテーマにしたものとして見た。