凡庸な芸術家の肖像

凡庸な芸術家の肖像〈上〉―マクシム・デュ・カン論 (ちくま学芸文庫)
凡庸な芸術家の肖像〈下〉―マクシム・デュ・カン論 (ちくま学芸文庫)
「凡庸さについてお話させていただきます」におけるデュ・カンの素描を読んで、直感的に筒井康隆を連想したのだが、なんとデュ・カンも癲癇について書くことで味噌をつけたというのだ!

これはこれは…。

軽薄な大学教授の肖像で大衆の嗜好に応えた作家が「凡庸な芸術家の肖像」を読んでいなかったなんて…。