昭和一桁世代のレイプ願望

 「燃えつきた地図」を読んでいたら、主人公の探偵が空想でレイプ願望を満たすシーンがでてきて、軽く困惑してしまった。

 べつに石原慎太郎だけではないのだ。大江だって、安部公房だって意識せざるマッチョ志向はあったのだ。それを政治的傾向から前者だけが批難され、後二者は黙認される。偽善的だ。