「マグノリア」再見

神様気取りで市井のごたごたを眺めた後カエルのどしゃぶりでお茶を濁すマグノリア」のポール・トーマス・アンダーソンhttp://d.hatena.ne.jp/mailinglist/searchdiary?word=%a5%de%a5%b0%a5%ce%a5%ea%a5%a2

私のとんでもない思い違いであった。「マグノリア」を再見したけれど、ごくストレートな、曲のないと言っていいくらいの、宗教映画であった。この映画に対する私の反抗心は、ごく当たり前の他人の信仰心に直面して、それを認めたくないという・・・信仰心などなくていい、個人主義さえあればいいという私の依怙地な「信仰」が、(他人は自分と違うことを考えるという)現実を見る目を曇らせていただけなのであった。

そして私の手元にはなぜか研究社の「20世紀英米文学案内 イーヴリン・ウォー」の巻がある(笑)。私の敗戦、いや脱洗脳の旅は続く・・・。