やだなーと思いつつも…

エンディングの、スピルバーグが「レイダース」のラストに引用した、ザナドゥーの大広間に埋め尽くされたたくさんの荷物の山を見るがいい。かれこそはオタクの濫觴であり、オタクとはそもそもイノセンスの怪物の別名であった。http://d.hatena.ne.jp/mailinglist/20070801/p1

おお、けっこういいこと書くな私も…。

東文彦作品集というのを、何ヶ月も前に買って、自分で買っておいて、どうも読む気になれないで放っておいたのだが、昨日やっと解説だけ読んだ。そうするとトーマス・マンへの言及があったりして、私は数週間前にマンの文庫をいくつか入手しているので、その偶然をぼんやり思ったりするわけだが、しかしまあ、みんな、子であること、イノセンスを持ち続けることを徒に肯定しすぎだよなーと、思うのである。

モンスターペアレンツって、要するに、イノセンスの怪物ってことでしょ…。法が合意によって形成されることなんて知ったことじゃない。神はとっくに死んでいる。そうなりゃ、すべての基準は、おどろくなかれ自分、自分のみ、自分なのだー、ってことだろ。疲れる現実だ…。

ぼくはわがままだぜー、見て見て。くっ、疲れる…。…そんな感傷は、表現では、なーいっ!

お前は、黙って、技術者になるしか、ないんだよ!