ジョディ・フォスター『フライトプラン』

こちらは不満を感じずに楽しめた。トンデモミステリーなのだが、演出方針が決まっていたのだ。前半をゴシックホラーの現代版のように撮っていて、中盤以降、犯人が動き出してからは前半から一転してサカサカ進んで、要するに、製作者からの「わかっていますよ」サインなわけで、つまりは見ていて心地よい。

しっかし『フライトプラン』って、犯人のフライトプランだったのね。トンデモないやつだ。

『パニックルーム』『フライトプラン』『ブレイブ ワン』と、まるで「ジョディのセキュリティ3部作」といった趣だな…。