ババ抜きの現代

特にショックだったのはある週刊誌に掲載された、伯父のコメントでした。「同じ環境で育ったという点からみれば、弟も同じ過ちを犯す可能性がある」
 と伯父は発言し、それがなんの悪気もなく掲載されていました。(『週刊現代』七月五日号20ページ)


これもまた「ババ抜き」なんだよな〜。「伯父」もまた犯人の血縁だから、自分も周囲から胡乱な目でみられるわけで、せめて世間に利益となるような何かを、「こちらから」ご報告させていただきたい、そして少しでも免責されたいという心理。しかし、この「伯父」にも「弟」にも、端からなんの咎もないのにね。ああ、日本人。