なんで俺はこんなの勉強しているんだろ…

物質は大きく有機物と無機物に分けられる。前者は炭素を含み生物の体内でつくられるが、後者は炭素を含まず、生命と関係なく生成されるという意味であった。生きているものとそうでないものの間には明瞭な区別があり、“生気”が生物の体内に宿ると考えられたりした(生気論)。生命のないところからは有機物はできないとされていたが、尿素が人工的に作られ、また酵母(菌)の絞り汁だけでもアルコール発酵が起こったことにより、有機物=生命の考えはむろん、生気論そのものも消滅した。(田村隆明・松村正實著『基礎分子生物学』東京化学同人 1ページ)


文系の人間はいまだに生気論という迷信を信じているよね…。