橋本治と中井英夫の「助手」

猫猫先生がけなしたことのある『虚無への供物』をいま読んでいるのだが、さきに巻末(講談社文庫版)の著者年譜をみてあっけにとられたのだが、橋本治講談社文庫の著者年譜は、この中井の年譜のパロディだったのだね…。(講談社文庫版『虚無への供物』は1974年刊。30年売れて、いま手にしてるこの一巻本版は2003年刊の52刷…!)

中井英夫について、橋本治はあまり言及してない気がするのだが、どうだろう。『'89』で、自室の写真に『光のアダム』が写り込んでいるのをことさらに言及していたのを思い出したりもするが、最近はそれほど橋本治を追っかけていないからなあ…。

中井は『ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件』を読んだのだろうか、とか…。