マンガ文化の断層
タイトルに拝借したままなのは気がひけるので『テヅカ・イズ・デッド』を図書館から借り出したのだが、う〜ん、である。
マンガってさあ、戦後のマンガは、はじめは一部の親から悪書として憎まれていたんだけどね…。
もちろん、子どもにかまっていられない親の家の子はふつうにマンガ読んでいたけど、社会としてはマンガに一定の抑圧をあたえていた。
マンガに限らず、昔は叱る文化だったのが、今は無視する文化になった。こどもにとっては叱られることもイヤだけど、無視されることもツライ。
だいたい80年代くらいから、叱ることから無視することへ時代は変化していったわけだけど、そういう社会の風潮の変化を語らないでマンガを云々するのは、ちょっと…、と思うのだ。