20世紀

貧乏人にも王侯の暮らしをさせようとして失敗しつづけた世紀だった、といえるんではないかと思う。

世紀前半の植民地獲得競争も(お国のため…)、後期の工業化も(高度経済成長…)、晩期の迷走も(失われた十年…)、要するに「貧乏人をいい気にさせて、こまかな収入を集約して食う」ビジネスモデルを一貫してやりつづけてたってだけの話だもんな…。

私は自分が貧乏人だから言うのだが、もう貧乏人につまんない夢をみさせて本を売りつけるの、やめてよ! と思うのである(もう買わないよ)。

私は一生貧乏人としてつつましく生きていく覚悟を決めてるから、変な夢はもうもたないのである。