猫猫先生…
猪瀬直樹は、微妙にですが、そうは言っていないです。盗作とはいっていない。
ただまあ、これは偶然なんじゃないでしょうかね。魚（両生類）を擬人化した、という点が共通しているだけなんだし。人間よりちっさい生物を、弱い立場の人間になぞらえるのだって、そんなに特異なことではない。その程度の類似は、影響関係なしに成立するのが当たり前だと考えることに、さして無理はない。（とはいえ、ロシア文学のニュアンスに触れていること自体は井伏が自己申告している。当時の文学青年として、いわずもがなのことを言ったまでかもしれないが）
私も最初はその文章を読んでビックリした口だけど、よくよく考えたら、そんな猪瀬の言うほどスッキリした話にはならないんじゃないかと、今は思っています。
文章作成においてリライトというのはままあることなのだということを、無知な大衆に啓蒙するほうがだいじなんじゃないかと思います。
ところでグーグル・クロムでページ内検索をかけると、スクロールバーに印がつくのを発見。便利。
