『ピーナッツ』

かなりよくできていて、ひきこまれた。面白いと思った。

再開発と商店街。都会と田舎。夢と現実。対立軸を豊富にとりそろえ、うまく脚本に組み込んであると思った。行き先を見失った作家の話、という枠をつくったのがよかったように思うのである。

いや、これ、ほんとに素晴らしいですよ。本気が伝わってくる。

直近に見た『人のセックスを笑うな』とどうしても比べてしまう。『ピーナッツ』には、2005年に50がみえてきた世代の日本人の感慨がもりこまれていると思うし、『人のセックスを笑うな』は、2007年に30をすぎたばかりの世代の日本人の気分を、正直に表明している。

なんだか、いろんなことを思ってしまう、この休日だった。