ムムム…
- 作者: ジャニーズ研究会
- 出版社/メーカー: 鹿砦社
- 発売日: 2008/11
- メディア: 単行本
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ジャニーズ事務所については、一般以下の知識しかないので勉強になった。そうか『ウェスト・サイド物語』が原点なのか…。
世代的に、小学生の頃のシブがき隊から光GENJIまではリアルタイムで体験しているけど、それ以降のグループはバラエティで知っているだけ。TOKIOの前身が1980年代のおわりから存在していたなんて知らなかった。
1970年代は、ロックとニューミュージックとフォークの時代で、それらが歌謡曲とすみ分けていて、前者たちが紅白にたいするアンチをとなえたりしていたのだが、1980年代になるとアイドル歌謡と、ヘビメタやパンクに彼らが挟撃されたわけだ。歌謡曲というのも1980年代の末にはとりあえず消えて、1993年あたりから小室サウンドとミスチルみたいなロック風のポップスといわゆるJポップなどにすみ分けの形態が移行する、と。
私が生まれる前の話も面白かった。コーラスグループをつくってミュージカルをやるのが夢だったのに、時代がGSのものになってしまった皮肉という…。1970年代はジャニーズ事務所の試行錯誤時代だったそうだ。ジャニーさんはロックやフォークが苦手だったんだろう。コーラスグループへのこだわりというのは、1990年代以降に活躍しているグループの方向性からもみることができる。
おなじ出版社から出ている「告発本」の抄録が本文に挿入されているのだが(何をいっているのかわかりますね)…、なんというか…、いやな男にいいようにされる女の不快感が、はじめてわかったというか、…、ホント勉強になった。