「だれがなにを言ってもいい」

自我幻想と性幻想、性幻想を「対象が外在する幻想」と読み替えれば、『唐沢俊一検証blog』の人々は、手順をふめば唐沢の自我幻想をも笑いものにできると思っている様子らしいので、私はあやうく感じるわけだ。

美智子妃についての記事が出てから、一日たつのに、コメントがつかないのが、ほのかに可笑しい。

寅さんとボンドを対にして発想するひとは、わりといる。シリーズが長く続いたことと、いろんなところに行くこと。これだけで十分に「ふつうの人」は、あれとこれを関連づける。それだけの話。同じ条件を有する他の物件をあげて、その「ふつうの人」が抱いた「関連」を錯覚であると指摘したってしかたない。「ああ、好きなんですね」と言われて、それでおしまいである。