議論はつづく

http://www.cml-office.org/archive/?logid=376
「おなじ雑誌に連載するある作家の不始末にたいする弁明をべつの作家に要求するのは変である」という主張はよくわかる。しかしそれも物事の半面しかみていない。唐沢俊一はと学会の運営委員で、一作家ではないのだから。
 と学会に権威があるから、またはあると思い込んでいるから叩く、というのは正確ではない。見えるところで変なことをやっているから、つい言及してしまうだけ。つまり批判する側もしまりがないと言えば言える。
 もともと作家養成本をトンデモ本にノミネートすることがおかしいのだ。小谷野さんが私怨で本を書いたとあっさり言ったように、私怨でノミネートしたのだとはっきり言えばよかったのだ(すべてのオタクが小説家になれるのなら、じゃあ俺はただのオタクなのかよと、と学会のなかの誰かがおもったわけだろう)。もちろんと学会のファンは当惑するだろうけれども。そのファンからの当惑をひきうける覚悟がないのにさして有名でもない本を叩くことに、おかしいと思ってしまうのだ。


apj氏がやたらに「雀の涙」という表現を用いるのが、気になる…