院政

日本の社会が安定している理由を小林よしのり天皇の権威に求めているけれど、どちらかといえば引きこもりがちですぐ徒党を組む日本人の性質にもとめたほうが適切ではないかと思う。藤原氏天皇の座を狙わなかったとしているけれども、小林の院政の捉え方は一般とすこし違う気がするが…。藤原氏が本気で天皇のコントロールを狙ったから天皇側も院政で対応したと解釈するのが普通だと思うのだが。院政が始まったから天皇は権威のみの存在になったというのは、あまりにも「天皇中心主義」にすぎる。
 というより、上皇太上天皇の略だということを、小林は知っているのだろうか。