「純文学の祭り」

美人作家は二度死ぬ

美人作家は二度死ぬ

村上龍(編中仮名)が文壇の長老になっていて、ネットやオタク文化が発展したために純文学はとうに廃れ、それでも芥川賞(同)はマスコミの風物詩としてほそぼそと生きながらえている約二十年後の未来。

村上龍が文壇の長老になっているというのは意外とありそうだ。文学に期待しないというのは自分が書かなくなることを意味しはしないのだから。増えすぎた文化勲章のかわりに無形文化財人間国宝だったかな、立ち読みなのである)指定を監督官庁が乱発し、皮肉から村上がこれを受けるというのはさすがにやりすぎだと思ったが。

大岡(旧姓)萌野はエッセイ発表時に五十代に入るわけで幸田文の娘の青木玉みたいなものか。

http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20070120