言葉だけで考えることができる

私は適宜、言葉とイメージと常識とを組み合わせることで話をするのだが(というよりイメージ過多なくらいだ)、ふと気づいたのだが、イメージや常識を用いなくても話はできる、言語は運用できることに気がついて愕然とした。言葉だけで考えているような人というのは、いる。

イメージ(想像)というのはまさに過去の経験なわけで、経験していないことのイメージは理念の類だから日常生活では関係ない。私の場合、会話する際には、あれ見た? などと言って、すみやかに場を設定する。あれやったことある? とか。これがない人の会話は、江川式にいえばようするに妄想だから、相槌うってつきあうしかない。

言語は人を動かさなければ半端なものであって、動かし方動き方には方法つまり作法がある。