家なき子/やどろく

なるほど、家なく泣いてる子、を縮めて「家なき子」か…。

「主なき」で検索すると、「主なき再審」だの「主なき古城」だの「主なき体」だのいろいろヒットしますが、一音節の単語はないみたい。どれもアクセントがつくのは、語構成というより「なき」につづく語が二音節以上になるからでは? 子泣きじじいも平坦に発音する。(じじい、は、一音節?)

家なし子というのも、すわりが悪くて(家屋を所有してない子供みたい)、身寄りのない子、みなしごという言葉がすでにある。



ついでに「やどろく(宿六)」という言葉もしらべてみた。なるほど、自分がいまいる場所を「宿」として起居している人間がつかう言葉だったのか。だから妻が夫を宿六と呼ぶことができる、と。では、養子として妻の家に婿入りした夫の妻は、夫のことを宿六と呼べない?