言葉と行い 約束という固有の価値

日本人のおおくは、有言実行と不言実行にかんする価値の順位が、

1.有言実行
2.不言実行
3.不言不実行
4.有言不実行
…となっているのではないかと思うのだが(2のほうを尊ぶロマンチストも多いだろう)、イエスの価値観はそれとは違うようだ。



エスの価値観は、
1.有言実行
2.有言不実行
3.不言実行、不言不実行(同点)
であるようだ。1と2も僅差のちがいしかないだろう。よく考えたらこれは筋が通っている。行いには必ず報いがあるのだから評価の基準を設ける必要がないのだ(支配者の言葉に従っても、行いは真似するなとイエスは民衆を戒めている)。不言実行なんて立派なようだが、ようするに恩を着せているか協調性がないか下心があるかのどれかでしかないのだ。



言葉を発した者が主人となって、言葉を受けた者が僕(しもべ)となる…。