『スカイ・クロラ』は仏教だったのか

小谷野さんのところにリンクされてた、小林信彦(『中年探偵団』の作者とは別人)著「芥川龍之介が不用意に扱った素材」を読んだ。

 前世の記憶は失って、しかしカルマはもちこすという説明にふれて、『スカイ・クロラ』を連想したのだ。「前世」の記憶は失って、しかし戦闘スキルはもちこせるキルドレ仏教徒のたとえだったのだろうか。脚本家は『春の雪』(輪廻転生をテーマに含む)の人で、押井守も映画の『春の雪』に感心して、『スカイ・クロラ』に呼んだらしい。

 原作本も読んでみようかしら…。私は、仏教って、大嫌いなんだけど…。

 新書の凡人うんぬんを立ち読みしていても思ったんだけど、ウソをつきたくないってのは、ようするに青臭いナルシシズムでしかないよな。あんまりうぬぼれなさんな、と。