文系と理系

文系は文にしたしまなければそもそも話にならない。理系はことわり(理)に親しまなければそもそも話にならない。ことわり(理)を自在に解きほぐせなければ。科学者は口べたでも構わないというのはそれをクリアしたうえでのことだ。

法を駆使すれば法学者、文を駆使すれば文学者、理を駆使すれば理学者。なぜか理学者だけが現代語の語彙から脱落しかけている。科された理だけを考えたいから科学者なのか。三権分立ではないが、法学者はおのれの立場から文学者や理学者を批評し、文学者や理学者も他に対して同様にふるまえばいいのである。