変わりたくないという思いも、欲望である

ブルデューって、読んだことないけど、自分のしていること(まあ、学問か)の意欲も、ようするに欲望なんだってことをふまえていたのだろうか。自然科学者だったら、自分が動物である以上、食欲や性欲を具えていることを当然にわきまえているけれども、「社会」科学者は、自分が自分でありつづけたいと思うことを、ちゃんと「欲望」と認識していたかどうか、はなはだあやしいとおもうのだ。


あやしいと思うよね?


晩年は新自由主義やグローバリゼーションを批判。1995年のフランスのストライキでは、失業者、ホームレス、不法移民を支援したほか、積極的に政治的な発言をした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ピエール・ブルデュー


グローバリズムを批判して移民を支援。穿った見方をすれば、国内の階層を温存したかった「かくれ保守派」なんじゃないのという気もする。移民はどしどしエリートになってフランス人をひきいるべしとまでは考えていなかったろう。フランスこそ黒人大統領が生まれなければならないのだ。