ジジェク

4月から渋谷で映画がかかるそうで、予習をはじめている。デカルトを擁護しているのが面白い。スロベニアの売れっ子哲学者は、必然的に諸外国をとびまわらなければいけないわけで、ならばデカルトに共感するところもあるだろう。


コミュニケーションが収入にダイレクトにつながる人と、間接的にとどまる人やまったく収入に結びつかない人々との間に、重大な亀裂が発生するかもしれないと言っている。これも面白い。これを聞いて私が連想するのは幕末の風景。閣僚のあいつぐ追放(コミュニケーションの阻害)でもって治安を保とうとした井伊直弼など、いきなり殺されてしまう。