多神教と一神教(と部族神)

ああ、でたらめをいいたい。でたらめをいいたい。でたらめをいいたくてうずうずするよ。


多神教一神教を対立的に扱うのがなんだか怪しいのだ。過去多神教を崇めていた地域は、だいたい一神教の波を被っている。これは要するに何を意味しているかというと、多神教は雑婚制のなごりだったのではないか。父親がだれだかわからないことを、森羅万象に神格をあたえることで集団文化として形式化したのである、と。農地化や都市化が進んで、土地に定住する根拠として、一夫多妻制、一妻多夫制、一夫一婦制が整備され、それを根拠づける文化として権力者をひとつにしぼる一神教が創作されたのではないか。