法と権威

http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20100415
法というものが国家の参加者のニーズに応じて適宜変更できるものだとしたら、たしかに権威を法であつかうのは具合がわるい。権威は問答無用のものでなければいけないから。日本国憲法第一条は、アメリカ人のごく自然な明治憲法観なのだと思えば腑に落ちます。表向きは民主主義をうたいつつ、実はアメリカは日本に民主主義が根付くことなんか毛ほども信じていなかったのですよ。


小谷野さんが、明治日本を恥じる必要はないといったのが、鮮烈に印象にのこっているのです。たぶんそれは違う。明治日本を未来の日本人が恥じるようになってやっと、彼らは憲法(コンスティテューション、国家のなりたち)から天皇にかんする条項を削除できる…。