『秘本世界生玉子』

1995年に『'89』を読んで、そして『蓮と刀』へと遡って、それらの内容に心底驚いていた18歳の私は、その前編とされる『秘本世界生玉子』までは追いつけなかった。そしてあっと気がついてみればもう2010年(ちょっとした怪談だ)、それを書いた橋本の年齢を越えて『秘本世界生玉子』を読むと、いろいろと行論の拙さが目につく。さて『鬼畜』を見ねばなあ。