『橋本治と内田樹』

内田樹に感じる違和感って、高田文夫に感じる気味悪さに通じるんだよな…。窯変源氏で漢詩を創作した話を、橋本も自慢するし、内田もヨイショするけど、これ、理屈が変だと思うんだよな。源氏物語に「光源氏が書いた漢詩」が何編かあって、その一つが欠落して現存しなくて、それを橋本が創作で補ったというのなら、紫式部漢詩の腕と橋本治漢詩の腕が読者によって比較されることになるから、まだしも自慢や賞賛に値するだろうと思うが…。みんな漢詩を小説にもりこまないからそれをした橋本治はすごい、みんな三年で9000枚の小説書いたりしないからそれをした橋本治はえらい、内田の論法ってこればっかりなんだが、本気でそう思っているのか?

橋本治と内田樹

橋本治と内田樹