とられぬ玉

戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)

暗闘―スターリン、トルーマンと日本降伏

など立ち読みしたのだが、そういえば、徳川慶喜も免責されたのだった。日本の歴史だと、「王」っぽいものが誅されたのって、平氏くらいか。だからあんなに恐れられ、忌まれしているのか。

やはり原爆は、トルーマンにとっては真珠湾攻撃とつりあいをとって対日戦争を終わらせるための政治的アイテムだったようだ。「なんやしらん、ごっつい爆弾を科学者が開発しよったで」という程度の認識しかなかったのだろう。「しくみわからんけど、とにかく真珠湾より多くの人さんが亡くならはったのやろ？　よっしゃ、よっしゃ」。とにかくソ連を出し抜いて日本を押さえて中国に対峙せにゃ、と。