『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』

なんだか頓知のような展開。記憶と復讐の関係にせまった着眼点は面白い。記憶喪失の白人の男が、識別のためにポラロイドカメラで撮った写真を持ち歩いている。人種が違うと個人識別が難しくなる傾向を、アジア人の側から皮肉に指摘したようでもある。

多くの弾着シーンがCGで描かれた模様だ。血糊袋を火薬で破る技法は廃れていくのだろう。