コリン・ウィルソン著 関口篤訳『世界不思議百科』

邦訳のある本の邦題を記さず、原題直訳で済ましているのでちょっと面倒である。まえがきでウィルソンが批判する『科学の名における虚妄と誤謬』とは、あの『奇妙な論理』のこと。

レンヌ・ル・シャトーの項で、「あれ?」と思って調べたら、やはり『ダ・ヴィンチ・コード』は既存のノンフィクションにかなり負った内容だったようだ。これも翻訳者は邦題の『レンヌ=ル=シャトーの謎 - イエスの血脈と聖杯』ではなく『聖血と聖杯』と記す。初刊行時にはこの邦訳は出てなかったようだが。



ネッシー騒動にも「黒服の男」が登場するらしい。どこにでも出るんだなと、可笑しい。