2010-11-08から1日間の記事一覧

UFOとキリスト教

私がはじめて見た『未知との遭遇』は「特別編」であって、UFO母船の内部描写はエクストラ(おまけ)でもなんでもなかった。父親がレンタルショップから借り出してベータのデッキでダビングしたものを飽かずくり返し視聴したものである。のちにDVDで再々編集…

客観と映像と信念

衝突というと、船の横腹に直角にぶつかってくるとか、船首にむかって真向かいから来るとか、そういう情景を想像するのだが、これだと、ぶつかっても構わないところに日本側の船が当てさせただけじゃないの、と思ってしまうのだ。「転び公妨」みたいに。北朝…

物語と疑似イベント、子供の視線

ついちらちら『未知との遭遇』を眺めてしまって、そして思ったのだが、スピルバーグの成功の秘密についてである。さすがにもう宇宙人を信じていないので、終盤に登場する宇宙人にはいまとなっては「それはないわ」としか思わないのだが、中盤の情報操作や軍…

コリン・ウィルソン著 関口篤訳『世界不思議百科』

邦訳のある本の邦題を記さず、原題直訳で済ましているのでちょっと面倒である。まえがきでウィルソンが批判する『科学の名における虚妄と誤謬』とは、あの『奇妙な論理』のこと。レンヌ・ル・シャトーの項で、「あれ?」と思って調べたら、やはり『ダ・ヴィ…