客観と映像と信念


衝突というと、船の横腹に直角にぶつかってくるとか、船首にむかって真向かいから来るとか、そういう情景を想像するのだが、これだと、ぶつかっても構わないところに日本側の船が当てさせただけじゃないの、と思ってしまうのだ。「転び公妨」みたいに。

北朝鮮の船にはばんばん撃ってハチの巣にしたのに(残骸を前にお台場で見学したぞ)、中国のだから遠慮したのだろうな。

ビデオ、ビデオって、映像は即客観ではない。ぶつかったどちらかの船から相手を撮った映像なんて、「相手の船からぶつかってきた」ように見えるに決まっている。アインシュタインどころか、ガリレイの相対性原理の世界である。