天譴論

「大震災は、近年、贅沢と放縦に慣れ、危険思想に染まりつつある国民に対する天罰である」という「天譴論」が財界から唱えられた。
鈴木貞美『日本の文化ナショナリズム平凡社新書 189ページ)

この「大震災」とは、関東大震災のことである。いつの時代も人は似たようなことを発想する、ということか。