甘えそのものは構わないと思うのだが…

「商品になっていない」「甘えである」というのがセットになっていて、つい、あはは、と笑ってしまった。ある種の心性が典型的に表現されているなあ、と思ったのである。


監督失格』は、普通でない人が、自分の普通でなさにちゃんとむきあったドキュメントとして、水準に達しているなと、私は思ったものである。『あんにょん由美香』は、監督が自分の規格外性とでもいうべきものに、あんまり気付いていないふしがあるが…。


私小説作家失格」なんて小説など、読んでみたいものである。