2008-05-24から1日間の記事一覧

中世神学

すごく大づかみに言うと、神の使い(後に彼も神だったと解釈しなおすわけだが)の降臨という歴史上の大事態、異常事態(そりゃそうだ。死んだ人が生き返るわ、空のかなたに昇っていくわしたら、生物学も物理学も崩壊じゃい…)を受けて、その意味を解釈すると…

あまりに日本人的

シュピーゲルとの対話も大きい, 2006/8/9 By クライストの悲劇 - レビューをすべて見る 個人的にはハイデガーの後期の思索は「存在と時間」とはまた少し違った魅力をもち、その呪縛にとらわれた時も少なからずあった。またハイデガーの技術に対する考え方は…

ヴィスコンティ『ベニスに死す』

いまごろ見たのだが、あまり若いときに見ないでいて、それで良かった気もする。素晴らしい作品。私はマーラーの伝記をある程度知っていたので、前半で可愛いアシェンバッハの娘が出てきた時点で、すでに胸が痛んだのであるが、これは家庭生活も破れ芸術生活…