2008-05-27から1日間の記事一覧

野蛮さはあんがいに哲学的である

『カリートの道』を見る。これも傑作である。わたしがリアルタイムでデ・パルマを見るのは『ミッション・インポッシブル』からなのだが、どうもデ・パルマにとって映画のCG化という潮流はマイナスに作用したのではないかと思う。とはいえ、今作と『カジュ…

「合理主義」

rento氏の5/18の日記を見て、ちょっと思ってしまったのだが、天皇制すら破棄できない現代日本人に、キリスト教原理主義やイスラム教原理主義について喋々できる資格があるのかね、ということ。キリスト教原理主義はやばいものだし、イスラム教原理主義もやば…

『インランド・エンパイア』

いやー恥ずかしい。2回も劇場に足を運んで、2回ともはじめの1時間、眠っていたことが発覚しました。「なにこの映画、DVDで増補したの?」てくらい新鮮な映画体験。3600円をどぶに捨てていた私。アホですわ。

見る

『ニコマコス倫理学』をひろい読みしているのだが、岩波文庫版の21ページで「われわれにとっての判明なことがら」から議論を出発させねばならない、とアリストテレスは言っていて、ああ、穏当だなー、と思ったのだ。「われわれの判明さ」の遥か奥に、レン…

『ボーン・アルティメイタム』

マット・デイモンがカメラ目線で「君は国のためなら人殺しもするのかい?」と観客に問うて締める。ごちそうさまでした…。