2009-07-14から1日間の記事一覧

「詐欺師」デカルト

だが遠慮なく言いましょう。私は多分に運が良かったと思っています。若いうちからたまたま踏み入る機会に恵まれたある種の道が、私を考察と格率とへ導いてくれて、そこから私は一つのを作りあげたわけで、この方法によってどうやら自分の知識をだんだんにふ…

デカルトで尽きていた

「考える故に我あり」の有名さに隠れがちだが、「世間という名の本」というのもけっこうやばい思想である。参加してこそ、世間なのに…。連続殺人者は、サドやルソー以前に、デカルトの末裔でもあったのではないか。社会が対象であるという感覚は、デカルトか…

「ふいんき」の現場

ひさしぶりにバスに乗っていたら、女子短大生が「ふいんき」を連発していて、ちょっと驚いた。言いやすいのかなあ。私はもともと雰囲気という言葉は口語では使わない。「かんじ(感じ)」で済ましてしまう。

「上から目線」

たしかに、わりと最近出た言い回しかもしれない。普通に「偉そう」「偉そうな態度」と言えばいいのに、そうしない。たぶん「偉そう」というと、発話者の解釈が入ってしまうからではないだろうか(偉そうと指摘することが偉そう)。「上」は方向や位相であっ…

平凡な常識人

直近のところで、私はしんのすけ氏と言葉を交わしたけれど、しかしまあ、私は勝間和代についてはなにも知らない。書店に行ってれば、広告がたっているから「何だろうこの人は」とは普通に思う。ああ、最近売り出した経済系の有名人なんだな、と。そういう意…