2011-01-23から1日間の記事一覧

さまざまなスクイーズ

なにをもって自分が搾取されていると感じるかは、人によってさまざまである。佐藤亜紀が文学賞の応募作の下読みの仕事をした話を軽くすませたことに私はなにかひっかかりを感じる。私の語彙でいえば、このとき佐藤は「平和ということの実相」に触れたのだ。…

出版社が似た小説を宣伝するために先行した作品を絶版にするなんてことがあるのかしら

http://ja.wikipedia.org/wiki/佐藤亜紀#.E6.96.B0.E6.BD.AE.E7.A4.BE.E3.81.A8.E3.81.AE.E9.96.A2.E4.BF.82.E9.80.94.E7.B5.B6.E3.81.AE.E7.B5.8C.E7.B7.AFしかし『鏡の影』という小説は出版社をかえて現役でありつづけているのだから、ようするにファンは…

信夫の心は千々に乱れて

小島信夫の時代論や文学論は、彼のエピゴーネンである高橋源一郎や保坂和志などがもう五十代をすぎて六十代に向かっている現在では、まじめに読むにはこちらのほうが飽きあきしてしまっているのだが、小島による先行作家の評伝やその作品にひきよせて自己を…

こうやってぼおっとしながらコーヒーを飲んでいる今も

宮崎のほうではニワトリがぼんぼん燃やされているんだよな。社会って不思議だね。