出版社が似た小説を宣伝するために先行した作品を絶版にするなんてことがあるのかしら

http://ja.wikipedia.org/wiki/佐藤亜紀#.E6.96.B0.E6.BD.AE.E7.A4.BE.E3.81.A8.E3.81.AE.E9.96.A2.E4.BF.82.E9.80.94.E7.B5.B6.E3.81.AE.E7.B5.8C.E7.B7.AF

しかし『鏡の影』という小説は出版社をかえて現役でありつづけているのだから、ようするにファンはついているわけで慶事であると思うのだ。

私はつい、「出版社が似た小説を宣伝するために先行した作品を絶版に」したのだと訴えることで、なにか別のモメントを佐藤が晴らそうとしたのだと、思ってしまうのである。

http://d.hatena.ne.jp/keiichirohirano/20060915

5年後のいまになって、この文章をはじめて眺めたのだが、いきなり他人の思惑の駒にされた当惑や憤りがよく伝わってくる。