2011-04-15から1日間の記事一覧

有閑階級と著述

小谷野・鈴木論争を眺めていて、思ったのだが、要するに純文学を書くのは有閑階級と(貧しくても純文学に特化した一部の)文学青年で、娯楽文学を書きかつ親しむのは亜有閑階級と言えるのではないか。 この場合の有閑階級という言葉はかなりおおざっぱなもの…

労働者は考えなくていい

これはふと思いついてからすごく興奮したのだが、労働者は「考えなくていい」のである。 知っていることを繰り返すのが労働なのだ。考えるのは、有閑階級のすることなのだ。 皮肉な意味でいっているのではなく、本当にそうなのだ。考えるというのは、はたか…

「類」についてを一言で

http://www.nichibun.ac.jp/~sadami/what's%20new/2011/koyano8.pdf 鈴木貞美の「一日を「昼夜」にわける場合と「朝昼晩」と三つにわける場合では、それぞれの長さがちがう」という文章は、ちょっと不思議というか、たしかに一昼夜とはいうけれど、しかし一…