しかし、そうなると無能で蒙昧で頑迷な人間が食っていくにはどうしたらいいの?

たとえばいまだに「秋葉原の犯人は現実と仮想の区別が付かなくなって…」とか言い出す、客観的ということがどういうことかまったく理解できてない愚かな学者たちがいて(私はテレビで見た)、要するに秋葉原のあいつが現実と虚構の区別が付かなくなったのなら、それは病気なのだから、ヤツを裁くことができなくなるだろというていどの理屈も、テレビの学者たちは踏まえていないということだ。そして、非科学的な彼らにも人権があって、食っていかなければ生存ができないわけだ。どうしたらいいんだろう?

法務大臣が職務にのっとって死刑が確定した人を死刑にしたって、なにもおかしいところはないけれど、しかし、人は間違った批難を口にする権利もある。法務大臣が言うべきだったのは、「私を死神呼ばわりするなんて間違った意見だとおもうし、品がない。第一、この筆者は死神なんてものを本気で信じているのか」というような類のコメントだろう。そして大新聞は、公人を嘲って読者の溜飲をさげさすことで1000万超の年収を得ているのだから、それは宗教の機関紙とどう違うの? と私が感じるのは自然なことだろう。