30年にわたって…

ふと思い立って『スターウォーズ』を見た。やはり最初のやつは、中予算映画というか、人がまばらなのである。

DVDはCGを付け足したバージョンなのだが、こういう後付の加工を嫌う人もいるかもしれないが、私はべつにそれほど気にならない。

ルーカスが『スターウォーズ』を30年以上にわたってつくり続けているのは、私にはすごいことのように思えるのだが、アメリカの漫画なんて、スーパーマンバットマンも戦前から描かれ続けているし、アメリカの文化としてはそれほどのことではないのかもしれない。文字が26しかない文化の有利なところだな…。

最近のアメリカドラマブームは、大昔の連続活劇ブームのようなものなのかな…。私は見てないんですが。

アメリカと日本では、お話の長さとか、設定の密度とか、いろいろ違う。日本のなかでも、作品によって、時代によって、いろいろ違う。最近では、漫画も、雑誌の売り上げが落ちて、単行本のほうが割りに売れてるらしい。

しかしまあ、私は、物語というものが、よくわからんのですよ。映像とか、なにが現実でそうでないか、というような議論なら割と好きなのですが。根っから即物的な人間なのだ。しかし、映画は、物語を取り込んだことで、主流文化になりおおせたわけだし、映画は、物語のほうに足を向けて寝られないのだ(私はなにを言っているのか)。