節約原則をことさらに主張する者には節約原則が欠けている、という皮肉。

私は浦沢直樹の『MONSTER』なんかは、長すぎて、全部で10巻くらいにまとめたほうがよかったとか思うのだが、私のこんな意見は、一介の消費者のたわごとにすぎなくて、飽きたら読むのをやめればいいのである。

人気のある連載が、商業的要請から、連載期間をずるずる引きのばされるのを厭う「ファン感情」は、わりに日本人にあるのではないかとおもうが(虚構を楽しむ趣味をもつ日本人全体の3割には達していると思う。証拠はないが…)、一般大衆は通ぶったことを言わずに、淡々と読むだけなんだよねえ…。飽きりゃ即座に読むのやめるし。この点でいえば、アメリカも日本も、いまだ健全である。