親の悪口をとがめる人々

岸田秀の本のアマゾンレビューで、親への悪口が一面的であるという批難をかきつけている人がいて、こういうのはなくならないものなのだなとおもった。

ある種の人は、親への文句は心に秘めているべきで、それを表ざたにしてはならないというルールにのっとって生きていて、そのルールを破るひと(破るもクソも、そんなルールなどはなから存在しないのだが)を諌めたり、怒ったりするのである。

これ、人生に文句を言ってはいけないという権力側の要請を民衆が内面化しているだけじゃねえのかと、私は疑っているのである。